これからの世界をつくる仲間たちへ

落合陽一さんの「これからの世界をつくる仲間たちへ」を読んでみました。若い世代に向けられた本でしたが、おじさんクリエーターにも刺激ある一冊です。

そもそも落合さんに興味を持ったのは、Adobe MAX 2017での彼のトークセッションがきっかけでした。「…うわ、この人普通じゃない。」というのがその時の印象です。それから本を読んでみたいなと興味を持ったのです。

ウェブ業界も年々平均年齢が上がっているのではないかと思いますが、アウトプットするためにはやはりインプットは重要。落合さんのような新進気鋭のクリエーターの考え方、意見を知るのはとても参考になります。「現代の魔法使い」とも称される落合さんの視点は世代を超えた未来を見据えたものでした。ただ毎日をぼーと生きていると取り残されてることにすら気づかず置いてけ堀を喰らいそうな昨今。目まぐるしく移り変わる世の中に取り残されないためにも、常に先々のことを考えて仕事していきたいですね。

この本で印象的だったのはAI世代に生き残れるのは従来の「ホワイトカラー」ではなく「クリエイティブクラス」という新しい人々であると指摘されていた点です。AIが人々を下請けとして働かせるそんな時代が、なんと既に始まっている。…気がつきませんでした。というか凡人にはそんなこと分かりようもない。しかし、読んで納得。確かにその通りだと考えさせられます。

そして21世紀は再び「魔法の世界」になると落合さんは指摘します。えっ「魔法の世界」?…そうなんです。例えば、PCやスマホ。それらは誰もが使うツールです。ですが、その仕組みをちゃんと理解して使っている人って少ないじゃないですか。仕組みが分からなくても使えてしまうツールが巷に溢れている。それは「魔法」と同じではないかと落合さんは指摘します。その「魔法」の仕組みを理解し自由に操れる人、それこそが「クリエイティブクラス」です。創造性豊かなモノを作り出せる「クリエイティブクラス」つまり「魔法」を自在に操れる人、新しい「魔法」を編み出せる人、そのような人々こそが世界を引っ張っていくのだと落合さんは力説します。

では「クリエイティブクラス」になるにはどうしたらいいのか?

落合さんは「変態」になることが必要だと言っています。もちろんいい意味の「変態」です。

とことん物事を突き詰めていける「変態」が世の中を動かす時代。

自分はそんな時代に適応して「変態」として生きていけるだろうか。そんなことを真剣に考えさせられる一冊でした。

 

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